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宝善院便り 2017年12月

【平成29年】煤払い 於:黄檗宗大本山萬福寺(京都府宇治市)

12月13日に御本山萬福寺の年中行事の一つ「煤払い(すすはらい)」が行われました。
煤払いは、各本山で行われているもので、黄檗山でも毎年12月13日の事始めのこの日に一年間溜まった仏像やお堂の天井などの煤を払い新年への準備の一日とされています。

この煤払いでお堂の一つ「松隠堂」の作務(清掃)に参加頂ける方を聚光会の行事「ひとやすみ」において募集しました。平日の午前中でしたが、何とか時間を空けて7名の方にお集まり頂けました。いらした方の中には、枚方や吹田からの方もおられました。
黄檗山萬福寺の年中行事の一つ煤払いの風景です。松隠堂にて作務をしております。
皆様、懸命に作務をして頂きました。大変有難く思っております。
ありがとうございました。
最後に廊下の水拭きをして頂き、日の当たる縁側でコーヒーを頂きました。


黄檗山の年中行事の一つ「煤払い」での風景です。松隠堂の縁側に於いて、作務の後のひとやすみです。

本日、ご参加頂いた方におかれましても新年に向け一年の煤が払われたのではないでしょうか。
皆様にとって、新しい一年が良いものになりますよう祈念いたしております。

宇治市の観光を考える 於:京都文教大学(京都府宇治市)

12月9日に京都文教大学に於いての「宇治市の観光を考える」フォーラムに参加致しました。
クラブツーリズム株式会社顧問の宮本様よりのご招待でした。
そこでは、宇治市観光振興計画後期アクションの策定において、観光の質の向上についてや方向性を議論されていました。

パネリストは以下の方たちでした。
  • 宮本茂樹様(クラブツーリズム株式会社顧問・京都文教大非常勤講師)
  • 多田重光様(公益社団法人宇治市観光協会 専務理事)
  • 森田誠二様(ちはやぶる宇治の未来をつくる会 代表)
  • 柯 慈樹様(宇治市市民環境部商工観光課 課長)
  • 片山明久様(京都文教大学総合社会学部 准教授)
コーディネーターは、森正美様(京都文教大学総合社会学部教授・地域協働研究教育センター長)でした。

柯様は、今後の観光案内の機能の強化・宇治駅周辺以外の周遊観光の促進・民泊対策・インバウンド対策の強化を訴えておられました。
宮本様は、今後益々の訪日外国人が増える中で、今の日本観光のゴールデンルートとよばれる「大阪→京都市内→富士山→東京」から地方に拡散していくであろうとされ、それに伴い宇治市も一つの受け皿としての対策をしていくべきであると言われていました。また、学習などの体験型への移行も必要であると述べられていました。
森田様は、以前行った企画で、数名で平安装束を着て宇治を歩いたことを紹介されていました。その際、「インスタ映えする」と観光客に写真を撮られ、それがSNSなどで観光客自らが情報の発信をしていただけたことを話されていました。
片山様は、創造・表現の楽しみが最近の観光の流れになっていると述べられていました。
多田様は、インフラの更なる整備や案内の多言語化について述べられていました。また、宇治市の人口が減少しているのことを話され、これからは観光客が増えるまちが生き残るとされ、その方たちを優しく迎えるのが一つの道と話されていました。

宝善院では、訪日外国人への坐禅などの体験や普茶料理をお愉しみ頂く旨の話があり、大変参考になりました。
フォーラム終了後、宮本様や柯様たちと少し話をして頂きました。
その中で、柯様がフォーラム中に話されていた周遊観光の地として黄檗への取り組みも行っていくと言って頂きました。
とても有難く感じております。
京都文教大学で「宇治市の観光を考える」フォーラムに参加してまいりました。

今後、宇治市観光の政策が成功し、今以上に観光客が増えると混雑など不便なことが増えるかもしれませんが、宇治市の街が「観光客にも優しい街」であり続けていければと願っております。

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