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仏事のお話

当院では平素より仏事の相談を受付けております。
その相談を基に、お墓のこと・終活・葬儀や法事でのマナーについて、当院なりにご紹介してまいります。
少しでも、皆様の仏事への不安・疑問が解消できればと思う次第です。
ただ、家庭環境や心情によっては、そぐわない内容になっているかもしれません。
その場合は、菩提寺等にご相談されることをおすすめします。
お独りで悩まれていても、なかなか解決しません。
もし、頼るところがないのであれば、お話をお聞きします。
どのような小さなことでも結構です。お話下さい。

 

お墓参りの仕方

お墓参りは、ご先祖様を偲び冥福を祈る為だけではありません。
自分自身が、現在生かされている命。その根源は、ご先祖様であるということに感謝をし、自分の家族又は親族の安寧を祈るものです。
人生の色々な節目であったり悩みの報告をかねてお参りされるのも一つの供養です。
常識かもしれませんが今一度、お墓参りについて再確認をいただき、ご先祖様の供養を行って頂けたら幸いです。


【お墓参りの仕方について解説】お参り時に必要なもの、時期・時間・服装等解説。手順も説明。参考になれば幸いです。
 
 



お墓参りの時期

一昔前は、お墓参りは日常の一部でありましたが、時代の流れとともに春と秋のお彼岸の時期・お盆・年末年始・故人の命日や年忌法要が一般的になってまいりました。中には、現在でも日課にされている方もいらっしゃいます。
お参りされる方の仕事などの都合もございますので、日課とまではいかずとも上記の日を目安に参られることをお勧めします。
また、冒頭でも書きましたが入学や結婚、出産等の人生の節目であったり悩みの報告をしたい時も時期なのかもしれません。



お墓参りの服装


何を着て行っても問題はありません。
ただ、派手すぎず節度をもったものが望ましいです。
また、掃除をする場合は動きやすい格好の方が良いかもしれません。



お墓参りの時間


午前中が望ましいです。
ただ、墓地が遠方あったり仕事の都合もありますので、日が暮れるまでの自分自身にあった時間にお参り下さい。


持ち物


  • 数珠
  • 線香
  • ローソク
  • マッチ・ライター
  • 供物(半紙)
  • 雑巾
  • たわし・歯ブラシ
  • 手桶(バケツ)
  • 柄杓
  • ほうき
墓地・霊園によっては、上記のものを借りることができます。
丁寧に扱い、元の位置に戻しましょう。



手順


1.本堂にお参り
お墓が、菩提寺にある場合は本堂の御本尊様に手を合わせましょう。
可能であれば、ご住職や霊園の管理者様に挨拶をされると丁寧です。

2.お墓に合掌礼拝
まず、お墓に着いたら手を合わせ礼拝をします。

3.お墓の掃除
まず、お墓周辺の雑草や落ち葉をとり綺麗にしましょう。
次に、墓石を水で雑巾やたわしなどを使い磨きます。
線香たてや文字なども丁寧に清掃しましょう。

4.花や供物を供える
持参した花や供物をお供え下さい。
供物は半紙を敷くとなお良いです。

5.線香・ローソクに火を灯す
線香は束のままではなく、バラシて火を灯して下さい。

6.お数珠を手にかけて合掌
感謝の気持ちを持ち手を合わせて下さい。
この時に、ご先祖様に心の内をお話し下さい。
お経を読まれる場合もこの時です。

7.後片付け
供物等は、お参りに来られた方たちとお分けになるか、持ち帰りましょう。
借りられた用具も、元の位置に戻しておきましょう。



ご先祖様より頂いたこの命・ご縁への感謝の念を持って、気持ちよくお墓参り下さい。


手元供養について

子供さんを亡くされたお母さんから、ご遺骨と離れたくない等の理由でご納骨をためらっておられる旨のご相談をいただくことがあります。
子供さんに限らず、長年連れ添った夫婦であったり最愛の方の遺骨と離れられない方はたくさんいらっしゃいます。
また、納骨をためらっておられる方への、ご両親や親族等の周囲からの意見に、独り悩んでおられる方もおられます。
宝善院では、相談者と周囲の意向を加味しお話をします。その際、紹介しているのが「手元供養」です。
本項では、手元供養について書いてまいります。


手元供養とは


遺骨を自宅などに安置し、手元で故人を供養するものです。



手元供養の方法


手元供養には2つの方法があります。

  • ご遺骨すべてを自宅で供養する。
  • お寺に納骨されて、一部を手元で供養する。
宝善院では、基本的に後者を勧めております。
お寺での法式に則った供養を行うのは、やはり大切なことです。
亡くなられた霊が安らかにお眠りになられる為にもお願いしております。



分骨に抵抗のある方


問題はありません。
古来より御本山に亡くなられた方の喉仏を納めるという例もあります。
お釈迦様のご遺骨も、各世界のいたる寺院の「仏舎利」と呼ばれる塔や御堂に分骨されております。



注意すべきこと


ご遺骨は故人の最後の姿です。物ではありません。乱雑に扱ったり、失くしてしまうようなことが無いよう、覚悟を持って大切に手元にご遺骨を安置下さい。
また、遠い将来に自分自身が亡くなった場合に、ご遺骨をどのようにするかを決め、周囲の方または菩提寺の和尚様に伝えておくか遺書等に記すようにして下さい。




ご遺骨の供養に悩んでおられる方。
禅語の一つで【両忘(りょうぼう)】というものがあります。
この語は、「その考えは間違っている。など、私たちの頭の中では、何でも白黒をつけて良い悪いと二者択一で物事を見てしまいがちです。そういった白か黒といった判断へのこだわりを忘れること」を意味するものです。
ご遺骨の供養について、考えたり周囲の方と話し合う上で物事を決めつけていることはありませんか?一度こだわりを捨て、落ち着いて物事に向き合うと良いものが出てくるかもしれません。
視野を広げる為にも、菩提寺の和尚様にご相談されることもお勧め致します。

ご納骨の時期について

宝善院へお越しの方で、特に多いご相談は「納骨の時期」についてです。
本項では、ご納骨の時期について、少し書かせて頂こうと思います。

 
 
まず、最初にお伝えしますが、ご納骨につきましての定まった日はございません
ご納骨の時期につきましては、家族や菩提寺との間で、相談して決めていただくことになります。
一般には、家族の都合の良い日を菩提寺に伝えて日時を確認します。
時々、家族や親戚と意見が合わずに孤立してしまった方が相談に来られることもございます。


ご相談者のなかには、

  • 墓地や霊園が決まっていない。お墓がまだ建っていない。
  • 最愛の方(子供さん・夫・妻)が亡くなり、御遺骨と離れられないでいる。

等々、その方の環境や心情によって様々な場合がございます。
ここでは、今までお聞きしたご相談の中から、いくつかを例にあげて紹介いたします。



お墓がある一般的な場合


四十九日(しじゅうくにち)の法要にあわせて納骨を勧めております。
故人は、亡くなられて七日ごとに決まった仏様に逢われ修行をされています。
亡くなられて初めての七日である初七日(しょなぬか)には不動明王、2回目の七日の二七日(ふたなぬか)には釈迦如来。これが六七日(むなぬか)まであります。それが終わり7回目の七日(亡くなられて49日目)である四十九日には、その霊の来世が定まります。
四十九日までは、中陰(ちゅういん)や忌中(きちゅう)ともいい故人の冥福を祈り、喪に服す期間です。四十九日を迎え、忌中を終えることを忌明けといいます。
そこを一つの区切りとして、お墓のある方御納骨場所が定まっている方には、四十九日での納骨を勧めている次第です。




墓地や霊園が決まっていない。お墓がまだ建っていない場合


納骨場所が定まった後、故人の節目の時の納骨を勧めています。
予期していない急な不幸で納骨場所が決まっていなかったり、墓石を石材店様に注文はしたが四十九日には間に合わない場合は多いにあります。納骨場所が定まるまでは、お寺やご自宅にて遺骨を安置する。定まった後、故人の節目である百ケ日(ひゃっかにち:亡くなって100日目)や一周忌などの法要にあわせて納骨を勧めております。




遺骨と離れられない場合


手元供養。または手元供養の後に自分自身・家族・親族が納得してからの納骨を勧めています。
子供さんを亡くされたお父さん・お母さん、長年連れ添ったご夫婦の方の中には遺骨と離れたくないと納骨をためらっておられる方が多くいらっしゃいます。
宝善院では、手元供養というものを紹介しております。手元供養はご自宅などに遺骨を安置し、そこで供養を行うものです。(こちらに関しては、また別で記します。お待ち下さい。)
納骨されずに手元供養をするか、ある時期が来てしっかりと納得が出来たら手元供養の後に納骨をおこなってもらうことをお勧めしております。




3つ例を挙げて納骨の時期について説明しましたが、上記に当てはまらない場合も多いにあります。
親族が遠方にいたりと集まれる機会が少なく、四十九日よりも前に納骨を行う場合も挙げられます。
今置かれている状況、意向等を菩提寺の和尚様にご相談され納骨の時期を決められることをお勧め致します。
当然、宝善院でもご相談お聞きします。お困りの場合は、ご相談下さい。

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