月初めでしたので、本堂・八佛様・墓地(一般墓・永代供養墓)・水子供養の数珠掛け地蔵尊への回向を行いました。
桜の時期になってまいりました。宝善院の本堂前にある遅咲きの垂れ桜も見頃を迎えました。御朱印や参拝の方が足を止め、カメラで撮っておられる姿もありました。
境内のどこか良い場所が見つかった時に植える用に育てている芝桜の鉢があります。芝桜は木ではなく、芝に花が咲きます。鉢で育て始めて二年目ですが、今年も綺麗な花が咲きました。
4月は本山では開祖の隠元禅師の法要が3日にあります。隠元禅師は、中国明朝時代の臨済宗の僧侶で福建省の黄檗山萬福寺の住職をされていました。江戸時代初期に来朝し、後水尾法皇そして四代将軍徳川家綱公の崇敬を得て、現在の京都宇治の地に黄檗山萬福寺を創建されました。当時は、鎖国の時代でもあり大陸の文化が入ってくることなく、禅師の来朝は日本の文化にも影響を与えました。文物で美術・医術・建築・音楽・史学・文学などを、また煎茶・普茶料理などを日本に伝えました。インゲン豆も禅師が伝えた一つです。
その隠元禅師の命日にあたり、毎年4月3日に他山の僧侶の方々にもお越し頂き法要を営みます。昨年に引き続き本年も、新型コロナウイルスの感染症予防の為に他山の僧侶の方々の参列は無しでの法要になる予定です。前回も書きましたが、新たな波が来ることなく、一歩ずつ以前の日常に戻ることを祈念しております。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683