黄檗カレンダーの5・6月の書は、『青山緑水元依旧 明月清風共一家』です。
黄檗カレンダーは、黄檗宗青年僧の会が発行しているものです。
【読み】青山緑水は元旧に依り、明月清風は共に一家。 (せいざんりょくすいはもとふるきにより、めいげつせいふうはともにいっか。)
【意味】青山と緑水は元通りで変わりなく、明月と清風も昔通り同じ。青山緑水も名月清風も昔通りで変わりがない。
変わりがなく無事というのは素晴らしいことです。
今回のコロナウイルス騒動において普段通りに過ごせていた事に改めて感謝させられています。
会いたい人と会えない、行きたい場所に行けない、お店を開けられない等、私たちでは想像できないそれぞれの苦しみを持たれていると思います。
コロナに限ったことではありません。地震や台風等の天災、また人災も日常を変えていきます。
ただ、悪い事ばかりに目をやると滅入るのですが、ご自身が願っている方向に物事が変わるという事もあります。
この世は諸行無常です。常というのは無いです。
ご自身の努力や巡り合わせで素晴らしい世界にも変わっていくはずです。
コロナは少し落ち着いてはきましたが、まだまだ油断は出来ないようにも感じます。
今は苦しいことが多いかもしれませんが、その中で少しでも幸せを見付けて前向きに過ごしたいものです。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
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宝善院(ほうぜんいん)
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