3月に入りました。月初めの一日に、ご本尊様・干支の守本尊八仏様・墓地(一般墓・永代供養墓・樹木葬)・水子供養の数珠掛け地蔵尊への回向を行いました。
本日はひな祭り、桃の節句です。ちょうど、今頃に開花する桃は、古来中国では邪気を払う神聖な樹木とされていました。桃の実を食べると不老不死になれるや、花も邪気を払うとされていたそうです。葉は漢方薬などに利用されることがあるようです。室町時代には、この桃の節句に桃の花を浮かべた「桃花酒」というお酒が飲まれていました。
黄檗宗でも桃を大切にしています。本山萬福寺では、本堂である「大雄宝殿(だいおうほうでん)」や隠元(いんげん)禅師を祀る「開山堂(かいさんどう)」には桃が彫り込まれた扉があります。これを「桃戸(ももど)」と呼びます。法要前、僧侶がお堂に出頭する直前に「桃戸」を音が鳴るくらい勢いよく開きます。邪気を払い、お清めの意味を持つとされています。本山萬福寺や黄檗宗寺院へお越しの際は、「桃戸」も見て頂ければ幸いです。
今月は春のお彼岸があります。今年は18日から24日までが春のお彼岸の期間となります。新着情報でもお伝えしましたが、3月21日(春分の日)に春季彼岸法会を行います。法要は10時半からとなっております。毎年恒例であった餅つきについてですが、残念ながら今年もコロナで難しく感じています。ぎりぎりまで情勢を鑑み、決定していこうと考えています。決定しましたら、改めて新着情報でもお知らせ致します。
餅つき以外は、例年通り行います。どうぞよろしくお願い致します。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683