日日是好日

日日是好日

日日是好日

梅花和雪香

2022.03.14

みちしるべカレンダー3月の書です。

みちしるべカレンダーは黄檗宗青年僧会発行のものです。

『梅花和雪香』

みちしるべカレンダー(黄檗宗青年僧会発行)令和四年三月の書です。

【書き下し】梅花雪に和して香し(ばいかゆきにわしてかんばし)

この禅語には、「一枝(いっし)」という語が付くことがあります。繋げますと、『一枝の梅花雪に和して香し』となります。一面の白雪の中に凛として咲く梅の花、互いに引き立てあい、互いに和し(親しみ)、馥郁(ふくいく)たる香りを放つ梅花の風情を表した語です。「馥郁(ふくいく)たる香り」とは、よい香りが漂っている様子や匂い立つ繊細で美しい香りを意味した言葉です。

梅は、どの花よりも早く花を開き清香を放ちます。厳しい寒さに耐え、雪や霜を被り、幾多の試練に耐えながら、そこに至ります。その忍苦あってこその凛とした花の美しさと馥郁たる香りがあることを顕した語です。私たち人間にも当てはまることであります。幾多の困難にも耐え忍び、自身の信念を貫き精進すれば、自ずとそれぞれの花が開くのではないでしょうか。何か困難に直面した時、この禅語を思い出して頂ければ幸いです。

早咲きのクレマチスの鉢が届きました。白い綺麗な花が開いていました。

最後に、昨日にお寺に届きましたクレマチスの花を紹介します。通常であれば4月頃から花が開き始めるのですが、このクレマチスは早咲きのものだそうです。写真の通り、美しい白い花が開いています。まだ、たくさんの蕾をつけています。春季彼岸会の日に、書院に飾っておく予定です。その頃にも、綺麗な花を咲かせていると思います。彼岸法要へ参列の方、どうぞ愛でてあげて下さい。

水子供養永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683